「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」に採択

2025年6月27日
AOI Biosciences株式会社

 AOI Biosciences株式会社(本社:大阪府茨木市、代表取締役:末田伸一、以下「アオイバイオ」)は、令和7年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」に、「ネオセルフ抗原の安定した高発現細胞の開発による不妊治療等を促すβ2GPIネオセルフ抗体検査手法の確立」を研究開発題目として応募し、採択されましたので、お知らせいたします。本支援事業を通じてアオイバイオでは、新規の不妊症・不育症の検査であるβ2GPIネオセルフ抗体検査に用いる細胞の改良、大量培養方法の開発、およびキット化を目指します。さらに、β2GPIネオセルフ抗体検査キットを用いた検査手法の効率化および標準化を実施することで、本検査を国内外に広く普及させ、原因不明となっている不妊症・不育症患者の病態の改善に貢献いたします。

β2GPIネオセルフ抗体検査について
不育症の原因の約 2 割を占める流産や⾎栓症などを引き起こすβ2GPIネオセルフ抗体を⾎液検査で調べることができる新たな検査で、近年では不妊症にも関連することも報告されています。臨床研究では、検査結果が陽性の場合、対応する治療が実施された群において、不育症では⽣児獲得率が約 1.7 倍以上、不妊症では妊娠率が 2 倍以上⾼い結果であったことが確認されています。β2GPIネオセルフ抗体検査は日本国内において先進医療注1として認定されています。アオイバイオでは、大阪大学より本検査の独占的な実施権を受け、唯一の検査機関として検査測定を受託しています。

(注1)先進医療とは、まだ保険診療とは認められていない治療及び技術の中で、特に国(厚生労働省)の認めたものについて、一定の実施施設の基準や実施方法を定めた上で保険診療を混合する形で患者さんに利用していただくことのできる医療をいいます。

■ アオイバイオについて
会社名:AOI Biosciences株式会社(https://www.aoibio.com)
事業概要:感染症領域・⾃⼰免疫疾患領域を中⼼に、情報解析技術と独⾃のバイオ技術を融合することにより検査事業・創薬事業・創薬⽀援事業を展開
会社設⽴:2019年11⽉

■ 本ニュースリリースに関するお問い合わせ先
  e-mail:information@aoibio.com